東日本大震災の教訓を生かした「防災セット」
自宅避難指示、そんなときあなたならどうする?
内閣府の「防災に関する世論調査」(平成26年2月)によると、水や食料を準備している人は、たった46.6%――。
『THE SECOND AID(セカンドエイド)』を、置いてください。
東日本大震災では、水道や電気が止まっていても、自宅建物に被害がない人は、避難所に入れなかったケースもあり、「在宅避難への備え」が重要視されるようになりました。
「でも、何が必要かわからない…」
東日本大震災の経験をもとに開発された本品から、対策を始めましょう。
地震後すぐ必要になる「在宅避難用」セット
宮城県では、水道が復旧完了するまで203日間もかかりました。その間、県民の13%(約32万人)は自宅外に避難しましたが、残りの87%(約211万人)は自宅での避難生活、いわゆる「在宅避難」を続けたのです。
東日本大震災では、広範囲に大地震が起きると、避難所に入りたくても入れない人が大勢出てくることが初めて分かった災害でした。在宅避難への備えがいかに重要かが、分かります。
※避難者数、水道復旧までの期間は「東日本大震災復旧期の取組記録誌(宮城県)」より。
本品は、地震後すぐ必要な物資を厳選した「在宅避難向け」の防災セットです。
開発者の小田原宗弘さんは、仙台市の商社代表。市内で東日本大震災に遭い、その後数日間は、水や食料といった必需品が手に入らなかったそうです。
「コンビニやスーパー、ほとんどの店がシャッターを閉めていて、お金を持っていても何の役にも立たず、水と食料を持っていないことがどれほど恐ろしいことか実感しました」(小田原さん)
その経験から、震災後は他社の防災セットを販売していたそうですが、購入者から
「大きいので押入れの奥に入れてしまった」
「段ボール箱は部屋に出しておきたくないから、納戸のどこかに入れた」
という声を聞き、問題に感じた小田原さん。
そこで、「いざという時にすぐ手が届くよう、リビングに置いておける」をテーマにした防災セットを自ら開発するに至りました。
本品は救急箱(FirstAid)の次に、近くに置いてほしいという思いからTHE SECOND AIDと名づけられた
従来の防災セットでは見たことがないような目をひくデザイン。
しかも、縦31.5×横22.2×高さ10.7という小型ぶり。『広辞苑』より一回り大きいくらいのサイズなので、リビングの本棚やテレビ台に置いても邪魔になりません。
インテリアを損なわない洗練されたデザイン。縦にすれば、本棚にも収納可能
デザインは「リビングに置いておける」に共感したNOSIGNERの太刀川英輔さん。
視認性と美しさを見事に融合させたデザインは、東京都の防災ブック『東京防災』のディレクターを務めた太刀川さんならでは。本品はIF(2016年)やREDDOT(2015年)といった世界的なデザイン賞を受賞しています。
このストーリーで紹介している商品
実は大切だった在宅避難の備え。被災者・小田原さんが開発した、震災直後に必要な防災13点セット
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