世界にひとつだけ、“消えない霜の華”
令和に甦った、奇跡の「結霜グラス」|結霜月華(けっそうげっか)
グラスの名は、『結霜月華(けっそうげっか)』。

大正時代の建築を彩り、現代では途絶えつつある「結霜ガラス」を、その美しさに魅入られたひとりの職人が、独学で復活。
情熱とロマンとエンジニア魂のありったけを傾け、トライ&エラーを繰り返し、この造形美にたどりつきました。

1日の終わり、何者でもない自分自身に還るひととき、世界にひとつだけの“消えない霜の華”を見つめながら、ゆるりグラスを傾けませんか?
毎日の飲みものを美しい景色に

ぐっと目を近づけたり、光にかざして見たり、くるっと回してみたり……、いつまでも眺めていたくなる、そんなグラスにはじめて出会いました。
古き佳き和モダンを感じさせる佇まい、見る角度によって変わる表情の豊かさにうっとり。
飲みものを入れれば、また違う美しさ。アルコールはもちろん、牛乳・アイスコーヒー・ソーダ・冷茶……、毎日の飲みものが特別な景色に変わります。

グラスの種類は4つ。美しさだけでなく、持ちやすさや飲みやすさにこだわった大きさや形。表面の模様は、滑りにくさにもひと役買っています。
<祥>

脚つきの「祥」は、容量180ml。ワインやスパークリングはもちろん、日本酒にも似合いそう。ハレの日の祝杯も、日々のささやかな乾杯も、特別な時間に。
アイスクリームやフルーツを盛り付ければ、おしゃれなパフェの完成です。
<縁>

八角形の「縁」は容量300ml。「八角形」は繁栄や幸福を呼ぶ縁起物。贈り物にしても喜ばれます。
お酒ならビールや焼酎を。水、お茶、ジュース…、何気ない毎日の飲み物が、古民家カフェの趣に。
<結>

ロックグラスの「結」は容量340ml。グラスの下部に厚みがあり、どっしりとした重みに心が落ち着きます。
間接照明の光にかざして、ゆっくり溶ける氷を眺めなれば、心身がゆるむのを感じるはず。
<陽>

丸底の「陽」は、容量300ml。ゆらゆらと揺れて、飲み物が空気に触れやすく、香りをゆったり楽しみたいドリンクにぴったり。
音が出ます
デザインの特性上、初めからやや傾いていますが、味わいとして楽しんでいただけるとうれしいです。
ふたつと同じものはできない

『結霜月華』は、職人による手作りのグラス。その日その時の室温や湿度によって表情が変わるため、ふたつと同じものがなく、すべてが一点もの。
この模様には凹凸がありますが、ガラスを削ってつくられているわけではありません。
ガラスの表面に、筆で「膠(にかわ)」を塗り、約40時間かけて乾燥・熱処理を加えることで浮かび上がる、自然の造形美。
「膠」とは、牛などの皮・骨などから作られる接着剤。その膠がゆっくりと収縮する力でガラスの表面がはじけ、まるで霜が降りる瞬間を閉じ込めたような模様になるという仕組みです。

窓ガラスについた霜の結晶
下の写真は、グラスに塗られた「膠」が乾燥して、はがれかけた状態。皮のようにペリペリと取り除くと、模様だけがガラス表面に残ります。

室温や湿度、膠の状態、乾燥時間によって、模様が変わってしまうため、『結霜月華』のような繊細な模様につくるには、職人の緻密な計算と肌感覚が必要。
ところどころに残っている無地の部分は、余白を感じていただくためのデザインです。

まさに一期一会、職人と自然のコラボレーションによる瞬間の芸術。世界でひとつだけの作品を大切に桐箱に入れて、あなたの手元にお届けします。

この美しさを、100年先に残したい

「結霜ガラス」は、大正時代〜昭和初期の、窓ガラスや食器棚などに用いられていた日本伝統技法。
今でも古民家などに残っているものもありますが、あまりに繊細で手間がかかることから、1940年代以降は作り手がほとんどいなくなっていました。
そんな「結霜ガラス」を甦らせたのが、MONOCOでロングセラーを続けるチタンコーティンググラス『PROGRESS』の小長井克久氏。

はじめて「結霜ガラス」を目にした時、その美しさに思わず息をのみ、魅入られてしまったそう。調べると、すでに消えつつあるものと知り、ならば自分が継承者になろうと決意。
「この美しさを甦らせ、100年先に残したい。残さなくてはならない!と、勝手な使命感に燃えまして。
地元・静岡のガラス工房や博物館を見て周り、大学の教授に話を聞き、図書館の文献を読み漁り、数えきれないほどのトライ&エラーを繰り返して、ようやくこの形に辿り着きました。

もともとエンジニアなので、職人の技を科学的に分析するのは得意でして、大正時代の職人ができたことを解明したいという想いもありました。
現在でも、平らなガラス板に「結霜加工」する職人さんは何人かいるようですが、曲面に「結霜加工」しているのは、自分だけなんじゃないかな。
時を超えた奇跡のガラスだと思っています。

1日の終わりに、何もせずボーッと過ごすのが好きなんですが、『結霜月華』はそんな時間にかたわらに置いておきたいグラス。
照明の色によっても表情が変わって、眺めているだけで、ふっと静かな気持ちになれます」

《ここだけの話》編集者 山口裕子
もともとがエンジニア。畑違いの、今まさに途絶えようとしている日本伝統技法を、独学で甦らせたなんて、すごすぎる!
職人の技術をデータ化する探究心と、データ化できない偶然の美に夢中になる感性。ふたつをかけあわせる衝動があってこそ、たどり着いた『結霜月華』。
100年後には、どんな人の手になじんでいることでしょう。

仕様・インフォメーション
- 仕様・インフォメーション
- 材質:ガラス
- サイズ/容量:
- [祥(脚つきタイプ)]口径77×H118mm/180ml
[陽(丸底タイプ)]口径66×H80mm/300ml
[縁(八角タイプ)]口径80×H95mm/300ml
[結(ロックグラス)]口径78×H85mm/340ml - 生産国:日本(静岡県)
- 箱:桐箱
<使用上の注意>
- すべて作家の手作りのため、まったく同じ模様にはなりません。1点ずつ個体差がありますので、あらかじめご了承ください。
- 食器洗い乾燥機、電子レンジ、オーブン、直火では使えません。
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