つい数ヶ月前まで、体調が悪そうな日が続いていたMONOCOの柿山代表。「最近よく眠れないんだよね」が口癖で、会議と会議の合間に「ちょっと寝ていい？」と言って、仮眠を取ることもしばしば。側から見ても、しんどそうでした。

それが、ある時を境にみるみる調子を取り戻し、今では表情もスッキリ。

明らかに変化した柿山代表。好調の理由を編集部・山口がインタビューしました！


写真は、『kameyama candle house』のキャンドルウォーマーランプ

MONOCO柿山代表の夜のルーティーン

• 21:00
  灯りを間接照明に、ルームスプレーをひと吹きし、ワインを飲んだり、読書したり
  
  
• 22:00
  お風呂に入る
  
  
• 23:00
  香りや音楽を楽しみながら、マッサージ
  
  
• 24:00
  サプリメントを飲んで就寝

自律神経をないがしろにしすぎたなと反省

編集部・山口（以下、編集山口）　最近、調子良さそうですね！顔色もいいですし。

柿山代表（以下、柿山）　寝る前の習慣を見直したんだよね。おそらく自律神経が壊れている…、これまで自律神経をないがしろにしすぎていたなと反省して。

編集山口　今、寝る前はどんな風に過ごしているんですか？

柿山　うちは、夜9時に奥さんが子どもを寝かしつけるんだけど、そのタイミングで灯りはオレンジの間接照明だけにして、ルームスプレーをシュッとひと吹き。これで、「オペレーションモード」から「リラックスモード」に切り替えるでしょ。

それから、11時までは、ワインを飲んだり読書したり。最近はお風呂に入って、ちゃんと湯船にも浸かるようになってね。今まで朝シャワー派だったんだけど、お風呂であったまると、疲れの取れ方が違うと実感して。

11時以降は、もうお酒は飲まない。その日の気分で香りをチョイスして、アロマキャンドルを焚いたり、ディフューザーを使ったり。今のお気に入りは、『hito/toki』の「せせらぎ」っていうお線香。お線香なのにやさしい香りで、しかも水が弾ける瞬間を香りにしたというコンセプトが素敵すぎて。

香りは、相当いろんなものを試してて。考えごとを手放したい時間帯にぴったりなんだよね。


写真は『hito/toki』のインセンススティック／SESERAGI

MONOCOのマイページで自分の購入履歴を見たら、香り関係の商品がずらっと並んでて、自分でも驚いた（笑）。そんなに癒しを求めてたのかって。

その後は、香りの余韻を楽しみながら、音楽を聴いたり、『スーパータントン』で肩甲骨をマッサージして、体と脳をほぐしたり。

編集山口　『スーパータントン』は、どんなところが気に入ってるんですか？

柿山　もうね、気づいたら、手が勝手にスーパータントンを握っていて、肩甲骨を“たん・とん”してますね（笑）。いろいろなマッサージ機器を買ったけど、手が届かない肩甲骨をここまで簡単にできるのはなくて。


写真は「スーパータントン」

編集山口　そうですよね！私も寝る前に“たん・とん”しています！肩甲骨周りがほぐれていると、寝つきいいですよね。

柿山　ちょうど奥さんから聞いたんだけど、肝臓の調子が悪いと、部分疲労に繋がるらしく、僕の場合は肩甲骨まわりが痛い。肩甲骨をマッサージすることは肝臓のケアにもなってると思う。

じゃ、お酒飲むなよって感じですが（笑）。東洋医学では、夜1〜3時は「肝の時間」、肝臓が働くピークの時間帯と考えられているらしく、晩酌も23時でストップ。あ、余談ですが、大きな声では言えないサプリメントも就寝前に飲んでいますよ（笑）



編集山口　休むために、めちゃめちゃがんばってるんですね（泣笑）。

寝る前は、脳を冷ますための時間

柿山　意識して脳を休めないと、ネガティブな感情にひきずられるから。次の日に新しい発想をしたり、いい情報を入れるために、脳を冷ますっていうか。

寝る前の時間は、自分自身を思いやるための大事な時間だと思う。自分を思いやれないと、他人を思いやることなんてできないしね。

それまでは、枕やマットを変えたりしても改善できなかったの。でも、この習慣が身についてからは、 睡眠の質が確実に上がって、朝7時まで目が覚めることなく、ぐっすり。目覚めもよくて、すぐに頭が回転し始めるし、休むのも仕事のうちと悟ったよ！

編集山口　社長がイキイキしてると、社員にも伝染しますよね。社内の空気も軽くなって、会議の雰囲気も明るい（笑）。以前は、夜どんな風に過ごされてたんですか？

柿山　入眠直前まで、しこたまお酒を飲むでしょ。すると、夜中に何度も目が覚めて寝不足状態。当然、翌朝に疲れが残って、頭をシャキッとするためにカフェインを多量摂取。ストレスが溜まって、またお酒を飲むの繰り返し（笑）。

その悪循環で、自律神経がぶっ壊れたんだと思う。一時は、閉所恐怖症やパニック障害の症状が出て、電車に乗るのも怖い状態になっちゃって。

編集山口　そんなことがあったとは知りませんでした…。経営者は、プレッシャーとかストレスから逃れることはできないですしね。

柿山　人知れず、大変だったのよ（笑）。このままじゃダメだ、何か変えないとって、切羽詰まった状態になってね。

編集山口　そんな最悪の状態から抜け出すきっかけは、何だったんですか？

柿山　ある日、コーヒーを立て続けに3、４杯飲んだ後に、タクシーに乗って、高速道路で渋滞にハマったの。そうしたら、心臓がバクバクしてきちゃって。これは、カフェインが一因だなとピンときて。ちょうどその頃、「ジェニファー・ロペスが、お酒とカフェインを絶って、幸せを感じるようになった」っていう雑誌記事を読んだことを思い出して、一念発起。

カフェイン断ち、おつまみ10時まで、お酒は遅くとも11時まで、12時に就寝というマイルールを制定。
眠るまでの時間をどう過ごそうかと考えて、色々試して、さっき話したルーティンに辿り着いた。

今では、“これをすればちゃんと眠れる”という自己暗示にもなってる感じ。型が決まると、好循環が起きて、ホントに調子が良くなった。多少コーヒー飲んでも、以前のようにパニックにはならないし。


写真は、『スーパータントン』と、『hito/toki』のインセンススティック／SESERAGI

編集山口　体の不調や睡眠の悩み、原因は人それぞれだと思いますが、「夜のルーティーン」をつくって、型から入ってみるのも１つの方法かもしれませんね。ついスマホをいじって、ダラダラしがちですが。

柿山　睡眠の質を下げないためには、ベッドにスマホを持ち込まないことも大切らしいね。まあ、僕は持ち込んじゃうこともあるけど（笑）。

自立神経をないがしろにして痛い目をみたけど、いろんなモノの力を借りて、自分をいたわる方法を見つけられたかなと思う。

不調や不眠に悩んでいる方がいたら、寝る前の過ごし方を見直して、楽しみながら自分にぴったりのルーティーンを見つけてほしいです！