夏から秋への季節の変わり目。取り止めのない考えごとでアタマがいっぱいになること、ありますよね。そんな時は、意図的に、視覚・嗅覚・聴覚を刺激して、思考する脳を休めることが大切。味方なるのが「灯り・音楽・香り」。柔らかな刺激が、“考える脳”から“感じる脳”へのシフトを手助けをします。
ゆらぐ炎は
くつろぎスイッチ
スケジュールに追われ、スマホ画面を凝視する毎日。キャンドルの炎がリラックスモードへのスイッチになります。電灯を消して、オレンジの温かい灯火、不規則な「1/fゆらぎ」に視線を預けてみてください。副交感神経が刺激され、考えごとがだんだんと遠ざかっていきます。
音楽で心ゆるめる
“考える脳”がオーバーヒートしたら、空気を震わせる心地いい音に、聴覚を委ねてみませんか? ゆったりとした音楽は、脳にとって“自然の鎮痛剤”ともいわれています。より効果的なのはスピーカーで聴くこと。イヤホンよりも耳や脳への負担が少なく、リラックスできますよ。
香りで
労わり上手に
人間の五感の中で、唯一脳にダイレクトにつながっているといわれるのが「嗅覚」。香りの刺激が脳に伝わるまでの速さは、わずか0.2秒とか。心地いいと感じる香りは、その時に自分が必要とする香り。いつもがんばっている自分、労わり上手になってください。
ベランダで過ごす
非日常
夜風が心地いい季節になったら、ベランダに椅子を持ち出して、ささやかな非日常を味わってみませんか ? 大げさに考えなくてもOK。ランタンの灯りとゆったりした音楽、お気に入りの飲み物があれば、準備は完了。季節を五感で受け止めて、ジャンクな情報を洗い流しましょう。