チーズといえばワインが定番ではありますが、チーズ専門店『Fermier』のスタッフさんから“日本酒と相性バッチリのチーズもあるよ”という話をキャッチ。

MONOCOスペシャルとして、「日本酒がすすむチーズセット」をセレクトしていただきました！



チーズなのに、カラスミのような、ぬか漬けのような、お味噌のような風味があるなんて…。家族や親しい仲間とのホームパーティ、まったり寛ぐひとり晩酌に、めくるめく味覚の新体験を愉しんでください！

F熟成 貴醸酒ブルー

• 重量：100g
• 種類：青カビ
• 産地：日本
• 乳種：牛乳
• 特に合うお酒： 甘めの日本酒やフルーティーな赤ワイン

穏やかな味わいのブルーチーズ「フルムダンベール」を、富山の桝田酒造の貴醸酒「満寿泉」につけて熟成させた『Fermier』オリジナルの「貴醸酒ブルー」。

ハチミツのような甘みのある貴醸酒が青カビの風味を包み込み、味わいは爽やかでまろやか。ほんのり香る日本酒、しっとりとした口溶け…、他にはない贅沢感があります。

生地は柔らかく崩れやすいので、きれいに切り分けたい場合は冷やした状態で。

食べる時は、常温に戻して滑らかになったところを吟醸酒と一緒にどうぞ。口の中で旨みと旨みがスパークします！



商品名についている「F熟成」は、『Fermier』の開発チームが熟成管理を行うオリジナルのチーズのこと。チーズの状態によって、熟成方法や漬け込み後の熟成期間を調整しながら、ていねいに熟成管理。ベストな熟成加減を見極めて出荷されます。



桝田酒造店は、明治26年創業の富山県・富山市の老舗酒蔵。海の幸、山の幸に恵まれた土地で、その素材を活かすべく、深い味わいの日本酒を作り続けています。

かち割りミモレット（エクストラ ヴィエイユ）

• 重量：100g
• 種類：ハード
• 産地：フランス　ロレーヌ圏
• 乳種：牛乳
• 特に合うお酒：山廃仕込みの日本酒

「西洋のカラスミ」と呼ばれるほど濃厚な旨みが広がる「ミモレット エクストラ ヴィエイユ」。これまで食べたことのあるむっちりとした食感の「ミモレット」とは別モノの、固く締まった食感。和食にもよく合い、日本酒や焼酎のおつまみに最適です。

「ミモレット」の元祖はオランダの「エダムチーズ」。17世紀のフランスで外国製品の輸入が禁止された際に、フランス国内でまねて作ったのが始まりと言われています。



熟成度合いで４段階あり、本品は最も熟成期間の長い「エクストラ・ヴィエイユ」。

1. ジュンヌ（2〜6ヶ月熟成）
   
2. ドゥミ・ヴィエイユ（6〜12ヶ月熟成）
3. ヴィエイユ（12〜18ヶ月熟成）
4. エクストラ・ヴィエイユ（18ヶ月以上熟成）

「シロン」というチーズダニにより、表面は月面のようにゴツゴツ、旨みはマシマシ。



砕き割って旨みを噛みしめる食べ方が最も風味を感じられるため、「かち割り」で食べるのがお約束。濃醇な旨口タイプの日本酒と共に、ちびちび飲ってください。

マンステール

• 重量：100g(0.5個)
• 種類：ウォッシュ
• 産地：フランス アルザス圏
• 乳種：牛乳（無殺菌乳）
• 特に合うお酒：純米酒を熱燗で

独特の強い香りで上級者向けチーズと思いきや、一口食べてみるとクリーミーでマイルド。食べる前後のギャップがすごい「マンステール」。

食感は柔らかく優しい口溶けで、ミルクの旨みと甘みが口いっぱいに広がります。

無殺菌の牛乳を原料に、表皮を塩水で繰り返し洗ってはこすりながら熟成。納豆菌と同じ仲間の「リネンス菌」が表皮に植え付けられており、独特の風味をもたらします。



日本酒と合わせると、ほのかにぬか漬けのような風味も感じられ、思いのほか相性は抜群。フランスでは「クミンシード」を振りかけて食べるのが定番ですが、日本酒に合わせるなら「ゴマ」がおすすめ。香ばしさがプラスされ、違うおいしさに出会えます。



「マンステール」が生まれたのは7世紀。フランス北東部・アルザス地方の谷間で、修道士によって作られたのが始まりと言われています。「マンステール」という名前も、フランス語の「修道院（モナステール）」という街の名前に由来しているとか。



現在ではアルザスを代表するウォッシュチーズに。本品はAOP認証（※）を受け、世界中のチーズラバーの心をつかんでいます。
※製品名に謳われた地域で、決められた伝統的製法で生産され、その土地の気候風土を反映した固有の品質や風味を備えていると認められた、高品質チーズの証。