ミルクの旨みとコク、鼻腔に抜けるふくよかな香り…。あぁ、チーズってこんなにも豊かで奥深いの?
『Fermier(フェルミエ)』のチーズを口にしたとき、思わずまぶたを閉じて、言葉を失ってしまいました。
その味わいは、まさに“おっぱいの神秘“。

牛・ひつじ・ヤギのミルクを発酵・熟成させることで生まれる複雑な風味。酪農家・生産者・熟成士の手を経て、旨みがギュッと凝縮され、チーズという黄金のかたまりになる尊さ。
自然の恵みに手を合わせたい気持ちになります。
お届けするのは、日本のチーズ専門店の草分け『Fermier(フェルミエ)』が、世界各国から選りすぐった名品たち。

長旅を終え、疲れているチーズを元気な状態に戻し、最高のコンディションに整えるのが、『Fermier』が誇る品質管理のスペシャリスト。
日々変化するチーズの状態を見極め、ここぞというタイミングで出荷。“おいしさの頂”を届けます。
チーズ専門店は数あれど、『Fermier』のチーズがおいしい理由がここに。

さぁ!今宵はチーズを主役に。ワインにバゲット、名脇役をそろえて、全力で味わってください。
秋冬限定、至福の味「モンドール」

秋から冬にかけてしか店頭に並ばない「モンドール」。季節限定の至福の味わいは、チーズラバーの垂涎の的。
ビニールの外包装を開けて、最初に香るのはエピセア(モミの木の一種)の香り。チーズの周りにはエピセアの樹皮が巻かれ、木箱にもエピセアの木材を使用。清々しい芳香が鼻をくすぐります。
表面は凸凹で、ふわふわの白カビ。初めて目にすると一瞬ひるみますが、熟成の段階で発生するチーズ由来の物(白カビの量には個体差があります)。白カビごと表面の皮も食べられるのでご安心を。

まずは、上部の皮をナイフで取り除き、もっちりとした中身をスプーンでどうぞ。ミルクの甘み、旨みが膨らんで、なんと濃厚、なんとまろやか!
※皮は「フォンドール」で使用しますので、取っておいてください。食べ方はページ下部参照
無殺菌ミルクで使用し、ひとつずつ手作り。ミルク本来風味が生きていて、「ウォッシュチーズは苦手でも、モンドールだけは別」という人も多数。
「スプーンですくって食べる」という楽しさも相まって、チーズ界の花形です。

「モンドール」の故郷は、フランスとスイスの国境にある「モンドール=黄金の山」一帯。熟成して黄金色になったチーズを、朝日に輝く山の姿を重ね合わせているともいわれています。
この「モンドール」の製造がフランスで許されているのは、8月15日~3月15日の期間のみで、店頭に並ぶのは9月に入ってから。フランス人にとって「モンドール」は秋の訪れを知らせる存在です。

お届けするのはフランス・アルノー社の「モンドール」。2013年、2016年とフランス農業・農産食品業・林業省主催の農産物コンテストで金賞を受賞。
AOP認証(※)付きの由緒正しいチーズです。
※製品名に謳われた地域で、決められた伝統的製法で生産され、その土地の気候風土を反映した固有の品質や風味を備えていると認められた、高品質チーズの証。

赤い丸のマークがAOP認証マーク
『Fermier』では、ほぼ毎年複数の「モンドール」を食べ比べて、その年に取り扱うものを検討するそう。
一般的には中身がトロトロの柔らかいものが多い中、アルノー社の「モンドール」は生地感がしっかりしていて、もっちり食感。トロトロ食感を求める声も多いため、いろいろ試しては見るものの、アルノー社のものはミルクの旨味がダントツ。おいしさを優先すると、結局アルノー社のものになってしまうのだとか。
今年もきっちり、上出来です!
モンドール
重量:約400g
種類:ウォッシュ
産地:フランス フランシュ=コンテ地方
乳種:牛乳
特に合うお酒: 白ワイン(ヴァン・ジョーヌ、シャルドネ)
おいしさを丸ごと味わうために

フランスの山奥からはるばる手元に届いた「モンドール」。貴重なチーズだけに、後悔のないよう一番美味しい方法で味わいたい!
ということで、「Fermier 愛宕店」の又平店長に食べ方を教えていただきました。

お届け時は、木箱ごと透明のビニールに包まれています
準備
食べる30分前くらいに冷蔵庫から出し、室温くらいの温度で食べるのがおすすめ。食卓の準備の初めに出しておくとちょうどいい頃合いに。
皮を外す
木箱から出さず、上部の皮(5mmほどの厚さ)を切り取る。周囲にぐるりナイフを入れ、センターに切れ目を入れてから、左右の皮を持ち上げて切り離します。
※皮は、4の「フォンドール」に使用するのでとっておいてください。

そのまま食べる
まずは、中身をスプーンですくってそのまま食べるのがベスト。クラッカーや薄く切ったバゲットに塗って食べるのもあり。

1回で食べきれなくても大丈夫。残ったらラップで包んで(ジップつき保存袋には入れない)冷蔵庫へ。日々熟成がすすむので、2週間を目安に状態の変化を楽しんでください。
4.焼いて「フォンドール」に
「モンドール」のもうひとつの楽しみ方が、「フォンドール」。中身が半分くらいになったら、トースターで焼いて、とろとろ食感を堪能してください。

<作り方>
みじん切りのニンニク、パン粉、白ワインを少々、最初に切り取った上部の皮を細かく切って、チーズに入れる。
木箱全体をアルミホイルで包んで、トースターで焼く。チーズが溶けて焼き目がついたらできあがり!

ゆでたじゃがいもやバケットにたっぷりつけながら、チーズフォンデュ感覚で召し上がれ!