
『NENRIN』の美しいインテリアシリーズは、佐賀・神埼市にある「ミマツ工芸」(創業1972年)がつくっています。

この地域は、昔から木工が盛んで、ミマツ工芸も、婚礼用のタンスやテーブルといった、家具のパーツを専門に、ずっとつくってきました。
ミマツ工芸の2代目社長、實松英樹(さねまつ・ひでき)さんは、職人として、腕を磨いていましたが、ある思いを抱えていました。

ミマツ工芸の2代目社長、實松英樹(さねまつ・ひでき)さん
「家具のパーツは売れていたけれど、私たちは、タンスやテーブルを買ったお客さんの顔を知りません。
そして、この地域に木工所は多いけれど、おたがい、何をつくっているかを知りません。それがずっと普通でした。
でも、やっぱり、自分たちの仕事を、まわりに知ってもらいたいし、買ってくれた人の顔や声を知りたい」
その思いから、自社でのものづくりをスタート。2008年、いまMONOCOでも人気を集めている『M.SCOOP』から始まり、2018年に、『NENRIN』が誕生しました。

「2015年、パリの展示会に出展した時、海外のバイヤーから問われて、衝撃を受けました。
なぜ、日本の木でつくらないの?
日本には、木がないの?
日本の木工は、アメリカ産を始め、価格も量も質も安定している外材を使うことが当たり前でした。
でも、なぜ、わざわざアメリカの木を輸入して、日本でつくった製品を、パリへ持ってきているのか。
もう一度、自分のものづくりを、問い直すきっかけになりました」
その答えが、地元・佐賀の杉でつくった『NENRIN』シリーズです。

外材が中心だった業界で、木目や色、乾燥具合、加工の精度といった、質のそろった国産材、しかも、県内産を探すのは、簡単ではありませんでした。
「探しては切って、探しては切ってのくり返し。木が見つかってからも、いまの矢羽柄にたどり着くまでに、矢羽の幅や角度を、何度も試行錯誤して、やっとできあがりました」(實松さん)
こうして、幸せを祈る『NENRIN』シリーズは、新しい暮しを始めたい人たちへ人気に。結婚祝いや開店祝い、会社の周年祝いにも選ばれています。

「『NENRIN』のコンセプトが決まる前、自分のものづくりを考えるために、毎朝30分の散歩を始めました。
今も続けている日課ですが、ここから見える脊振山地の山々や、田んぼに広がる緑は、毎日違うんです。

写真は、福岡県と佐賀県にまたがる背振山地。Photo by Mass Ave 975
自然のなかでの発見が、新しいコンセプトやアイテムのきっかけになる。
そんなひらめきのかけらを、持ち帰って大事にできるといいなと思って、ガラス管つきのウォールミラーをつくりました。

みずみずしい緑や、香りのよい花を1輪、飾るだけで、もっと気持ちのいい空間になります。」(實松さん)
1日1日を気持ちよく暮らせるように──幸せを祈る『NENRIN』が、あなたの大切な空間をととのえてくれます。